いい香りをパクリ!金木犀の香りを美味しく食べよう
秋の訪れと共に街のどこからか漂ってくる優雅で優しい金木犀の香り。金木犀の香りをかぐと、心がほっと安らぐという方も多いようです。この花を使ったフードがあることをご存知ですか?今回はとっておきの商品とレシピをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
2020年10月03日更新
記事の目次
[1]金木犀は食べられる
だいだい色の小さくて可憐な花が印象的な金木犀(キンモクセイ)。甘い香りを漂わせ、風に揺れる姿は昔から人々を魅了してきました。
実はこの金木犀、食べることができるんです。おすすめの食品をご紹介します♪
[2]秋の香り、金木犀を美味しく食すあれこれ
それでは“食べられる金木犀”をテーマに、話題の商品や家庭で作ることができるレシピをご紹介します。
南アルプスの金木犀の花びらジャム
雑誌のお取り寄せ特集やテレビなど数々のメディアで紹介され、美しい見た目で話題となった金木犀のジャム。食べる金木犀ブームの火付け役となった商品です。
南アルプスの自然の中で1枚1枚丁寧に花を摘み、化学調味料や香料を使用せずに作っています。金木犀の自然な色を活かした、まるで宝石のような見た目が素敵ですよね。
小さじ1~2杯をお湯に溶いて金木犀茶として楽しんだり、炭酸水に入れて爽やかに飲むのもおすすめ。ふわっと優しい金木犀の香りが存分に楽しめますよ。
華やかなのでプレゼントに贈っても喜ばれそうです。
金木犀の香りが甘く優雅に香るお茶
出典 lupicia.com/shop/g/g22290913/
限定デザイン缶入り 40g 990円(税込)
お茶の専門店『LUPICIA(ルピシア)』からは金木犀の香りのお茶が販売されています。
金木犀の花びらを贅沢にブレンドしたお茶で、紅茶ベースの香りの中に金木犀の優雅な香りが見事に調和しています。
パッケージに描かれた、夜空に浮かぶ月と金木犀のイラストが印象的。“月に咲く”という美しいネーミングにも心を惹かれますよね。
秋の夜長、リラックスタイムにいただきたいお茶です。
残念ながら、数量限定で発売され、現在はすでに完売して販売が終了ています。来年は早めにチェックしてくださいね。
金木犀を使った話題のレシピ
・金木犀の手作りシロップ
金木犀の花を使ってシロップを作ってみましょう。
お湯に溶かして飲んだり、ヨーグルトにかけて食べたり、もちろんお料理にも。お砂糖代わりに幅広く使うことができる万能シロップです。
【材料】
金木犀の花 10g
白ワイン 30cc
砂糖 20~30g【作り方】
1.金木犀の花を用意します。2.花の色が悪くなっているものやガクは取り除き、ザルなどに入れて水洗いします。
3.鍋に白ワインと砂糖を入れて火にかけます。
4.砂糖が溶けたら金木犀の花を入れ、軽くひと混ぜしたら鍋を火から下ろします。この時、火にかける時間が長すぎると色がくすんでしまうので注意してくださいね。
5.冷めたら瓶などに入れて完成です。
レシピ情報元:cookpad
・金木犀の花びらが主役。宝石のような輝きの「アガーゼリー」
キラキラと輝くゼリーの中に金木犀が咲いているよう。桂花陳酒(ケイカチンシュ=金木犀のお酒)のシロップをかけていただくゼリーです。
作り方も簡単なので、ホームパーティーのデザートにいかがでしょうか?ゲストの歓声があがること間違いなしですよ。
ゼリーとシロップどちらにも金木犀が使われているので、いい香りが口いっぱいに広がります♡
ただし桂花陳酒のシロップはアルコールが入っているので、食べた後に車の運転をする人にはおすすめしないでくださいね。
※「アガー」は寒天やゼラチンのように水菓子作りで使われる凝固剤です。プルンとした食感と、透明度が非常に高く仕上がることから最近はゼリーなどの水菓子作りに多く使われています。
【材料】4人分
■ゼリー
金木犀のシロップ 大さじ1/2
クコの実 大さじ1/2
アガー 12g
グラニュー糖 50g
水 400cc※ゼリー液を流し入れる容器 14cm×17cm×5cmくらいの大きさ
■桂花陳酒のシロップ
水 50cc
グラニュー糖 大さじ1
桂花陳酒(お酒売り場などで売っているもの) 大さじ1
レモン汁 小さじ1【作り方】
1.クコの実を少量の水で10分くらい戻します。2.桂花陳酒のシロップを作ります。桂花陳酒のシロップ用の水、グラニュー糖を鍋に入れて沸かします。火から下ろし、桂花陳酒とレモン汁を入れて冷ましておきます。
3.ゼリーを作ります。ゼリー用のアガーとグラニュー糖をよく混ぜます。
4.ゼリー用の水400ccを沸騰させてから中火にし、3を加え、泡立て器で溶けるまでよく混ぜます。
5.火から下ろした4のゼリー液に、金木犀のシロップ漬けと戻したクコの実を入れて容器に流し入れます。
6.ゼリーが固まったら1cm角くらいに切り、器に盛り付けます。
7.ゼリーに2の桂花陳酒のシロップをかけて完成です。
レシピ情報元:cookpad
・秋の味覚、洋梨と桂花陳酒のコンポート
桂花陳酒は金木犀の香りを楽しめる中国のお酒です。甘くて力強い金木犀の香りは洋梨との相性もバッチリ。
秋の味覚である洋梨と、秋を代表する香りである金木犀。この2つを組み合わせた美味しいコンポートのレシピです。
【材料】2~3人分
水 400cc
グラニュー糖 大さじ4
桂花陳酒(お酒売り場などで売っているもの) 大さじ1~2
固めの洋梨(押してもへこまない程度)2個
レモン 輪切り1枚
シナモンスティック 5cm【作り方】
1.鍋に水、グラニュー糖、桂花陳酒を入れて火にかけます。砂糖が溶けたら洋梨の皮をむき、4等分くらいに切って芯を取ります。2.洋梨、シナモンスティック、レモンの輪切りを鍋に加えます。アルミホイルで落とし蓋をして弱火で約15分煮ます。時々上下を返してください。
3.好みの固さになったら火から下ろします。冷めたら冷蔵庫で冷やして完成です。
レシピ情報元:cookpad
・秋だけのお楽しみ。金木犀のパウンドケーキ
金木犀の甘くて懐かしい香りが口いっぱいに広がる、癒しのパウンドケーキです。金木犀のシロップをたっぷりと使っているのでケーキの中にもお花が咲いているように見えるかも♡
秋限定のおすすめケーキです。手土産にもよさそうですね。
【材料】16.5~17cmパウンド型2個分
A.金木犀シロップ 大さじ3
B.金木犀シロップの中の花びら 大さじ2
C.花を省いたシロップのみ 大さじ2
塩 2g
無塩バター 180g
バニラビーンズ 1/2 またはバニラオイルorエッセンス5~6滴
卵黄 3個分
卵白 3個分
上白糖 70g
薄力粉 130g
ベーキングパウダー 5g
アーモンドプードル 60g
桂花陳酒 大さじ1【作り方】
1.卵黄と無塩バターは室温に戻しておきます。卵白はメレンゲを作る直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。薄力粉、ベーキングパウダー、アーモンドプードルを合わせてふるいます。2.ボウルに室温でやわらかく戻したバター、塩、バニラビーンズを入れます。卵黄を3回に分けて入れながらハンドミキサーで2倍くらいの容量になるまで、空気を含ませながら混ぜ合わせます。
3.2のボウルにBの金木犀の花びらだけを入れてゴムベラで混ぜます。続いてAの金木犀シロップを3回に分けて混ぜ込みます。
4.別のボウルに卵白と上白糖の1/2の量を入れてハンドミキサーで泡立てます。混ざってきたら残りの上白糖を加えて泡立てます。ツノがおじぎをするくらいの固さになったらOK。
5.3のボウルにメレンゲの半分を入れてゴムベラで混ぜ込みます。続いて粉類を全て加えて混ぜ、残りのメレンゲを入れて粉っぽさがなくなりツヤが出るまでよく混ぜます。
6.オーブンシートなどを敷いたパウンド型にそれぞれ生地を等分に流します。この時、焼くと真ん中が膨らむので、両端に生地を多めに寄せるようにし、真ん中をへこませるようにします。
7.オーブンを190度に予熱します。予熱が終わったら170度で50分焼きます。残り15分になったらオーブンを見て、焼き色が付いているようだったらオーブンシートをかぶせて焦げるのを防ぎましょう。
8.焼きあがったら熱いうちに桂花陳酒大さじ1と、Cの金木犀シロップ大さじ2を混ぜたものを刷毛などでまんべんなくたっぷりと染み込ませ、型から外します。
9.粗熱が取れたらラップで包み、常温で一晩ねかせたら完成です。
レシピ情報元:cookpad
食べる時に金木犀のシロップを添えていただくと甘い花の香りがいっそう楽しめますよ。
[3]金木犀の香りの意外な効果
金木犀の香りには食欲を抑制する効果があるといわれています。
金木犀の花の香りをかぐことで脳内の摂食中枢が反応し、食欲増進物質が抑えられるからです。同時に満腹中枢への動きが促進されるため、食欲が抑えられるそうです。
香りをかぐだけで、我慢しなくても食事量を減らすことができるなんて嬉しいですよね。
[4]今年の秋は金木犀の香りで美味しくスリムアップ
金木犀の香りを楽しむフードをご紹介しました。お料理の素材としていただくことでダイエット効果も期待できる金木犀。愛らしい小さな花が放つ、豊かで力強い香りは私たちの心と味覚を優しく癒してくれます。秋の訪れとともに金木犀の香りをお口いっぱいに味わってみませんか?